大井川鐵道、3月改正で日中1往復増発…「空白時間」を短縮

鉄道 企業動向
大井川鐵道は3月のダイヤ改正で昼間に普通列車を1往復増やす。写真は普通列車で運用されている旧南海車の21001系電車。
大井川鐵道は3月のダイヤ改正で昼間に普通列車を1往復増やす。写真は普通列車で運用されている旧南海車の21001系電車。 全 2 枚 拡大写真
大井川鐵道は3月12日、金谷(静岡県島田市)~千頭(川根本町)間を結ぶ大井川本線のダイヤ改正を行う。昼間に普通列車を1往復増やし、列車の「空白時間」を改善する。

同社が2月22日に発表したところによると、金谷12時19分発~千頭13時31分着の下り1本と、千頭10時49分発~金谷12時10分着の上り1本を、ダイヤ改正にあわせて新設する。

現在のダイヤでは、下りが金谷発11時04分から15時09分まで約4時間、普通列車が運行されていない。今回の増発で11時04分発の次の列車は1時間15分後になり、増発される12時19分発の次の列車も2時間50分後と、空白時間が短くなる。

上りは千頭発9時30分から12時45分までの間に1本増発されるため、空白時間は現在の3時間15分から1時間19分・1時間56分に短縮される。

大井川鐵道は経営の悪化を受け、ホテル再生事業を手掛けるエクリプス日高(北海道新ひだか町)が新たなスポンサーとなり、2015年9月から新しい経営体制に移行。これに伴い発足した社内プロジェクトの活動により、増発が決まった。

同社は空白時間の改善により「地域公共交通そして観光路線としてご利用客の利便性向上を図る」とし、今後も最適な運行ダイヤを検討していくという。

《草町義和》

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