日産自動車は2月24日、EU(欧州連合)離脱の賛否を問う英国の国民投票に対するコメントを発表した。
英国では、EUを離脱するべきかどうかを問う国民投票が6月23日に予定されており、ロンドン市長が離脱支持を表明するなど世界の注目を集めている。日産は主力のサンダーランド工場など、英国とは深い関わりがあり、その動向を注視している。
日産は、EU離脱の是非は最終的に英国国民が決定する案件と前置きした上で、英国がEUに残ることが、雇用、貿易やコストの観点から理にかなっているとの考えを示している。
またカルロス・ゴーン社長兼CEOも「事業を営む上ではやはり、英国がEUに残ることが、雇用、貿易やコストの観点からふさわしいと考えている。日産としては、未知の集積よりは安定の方が事業としては有利な環境となる」とコメントしている。