【SUPER GT】Audi Team Hitotsuyama、新型 R8 LMS & ダンロップでGT300王座ねらう

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新型アウディR8 LMSの開発シーン画像。
新型アウディR8 LMSの開発シーン画像。 全 8 枚 拡大写真

24日、SUPER GTシリーズのGT300クラスに参戦する「Audi Team Hitotsuyama」が今季体制を発表した。今季もドライバー布陣はR.ライアン&藤井誠暢のコンビ、マシンは「Audi R8 LMS」の新型に切りかわり、タイヤもダンロップにスイッチして王座を目指す。

今年のGT300クラスは多くの陣営、特にドイツメーカーのGT3規定マシンを使うチームが新型投入に踏み切るタイミングとなっており、その戦力模様の変化に注目が集まるところ。Audi Team Hitotsuyamaもそういった動きのなかにあった陣営のひとつで、フルモデルチェンジを受けた新型R8 LMSで今季を戦うことが正式発表になった。

新型R8 LMSは、既に昨年から今年にかけて世界各地のレースで多くの成功をおさめてきている。その活躍の主軸を担ってきた欧州の強豪チーム「WRT」(W-Racing Team)とのコラボ参戦が今季も継続される充実の体制、アウディジャパンと本国アウディスポーツも引き続きHitotsuyamaをサポートする。そこにGT500でも活躍してきた日本人トップエンジニアのひとり、佐藤真治氏が加わるなどの強化策も施され、さらには昨季のGT300チャンピオンタイヤであるダンロップからのタイヤ供給を新たに受けるという変更も。今季にかけるHitotsuyama陣営の決意が伝わってくる内容だ。

ドライバーは04年にフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)とGT500のダブルチャンピオンになった経験をもつリチャード・ライアンと、GT300クラス有力ドライバーのひとりである藤井誠暢(とものぶ)のコンビで変わらず。マシン、タイヤが変わるタイミングだけに、実力派コンビの続投は陣営にとって心強い材料になる。既にシェイクダウンも終えており、あとは開幕前の公式合同テストでいかに対他的戦闘力を高められるかがカギとなりそうだ。

メルセデスやBMWも新車投入となる今季。メルセデス勢のチームも新車「AMG GT3」のシェイクダウンを開始しており、BMWを走らせるStudie陣営も新車「M6 GT3」のシェイクダウンを終えた模様で、いよいよ動きが活発になってきた2016年GT300戦線。どんな戦いが繰り広げられるのか、実に楽しみである。

2016年SUPER GTは3月に岡山国際サーキット(19~20日)と富士スピードウェイ(26~27日)で公式合同テストがあったのち、開幕戦は4月9~10日、岡山で開催される。

《遠藤俊幸》

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