モリタ ハボット-ミニ、iFデザインアワードを受賞…水を使わない未来の消防車

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モリタ ハボット-ミニ
モリタ ハボット-ミニ 全 3 枚 拡大写真

モリタホールディングスは2月29日、水を使わず窒素で消火する消防車のミニチュアモデル「ハボット-ミニ」が、世界的デザイン賞である「iFデザイン賞」を受賞したと発表した。

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iFデザイン賞は、世界中の工業製品を対象に毎年開催している、世界で最も権威のあるデザイン賞の一つ。2016年度は、世界53か国から5295点の応募があり、各国の専門家で構成する審査員58名による審査の結果、ハボット-ミニに高い評価が与えられ、プロフェッショナルコンセプト部門において、iFデザイン賞を受賞した。

「近未来型消防車」をデザインコンセプトとしたハボット-ミニは、水を使用せず、周囲の空気を吸い込み、空気中の酸素を除去して窒素濃度を高めた窒素富化空気(NEA)を生成・放出。空間内の酸素濃度を、短時間では人体に害がなく、火が燃焼できない数値である12.5%まで下げることで消火する。

周囲の空気を消火の原料とするため、水や消火薬剤を貯蔵しておく必要がなく、災害現場で長時間継続して低酸素濃度環境を維持し、「燃えない空間」を実現。コンピュータールームやデータセンター、美術館や図書館など、水で消火することによって水損などの二次被害が出る恐れがある場所での消火に最適な近未来の消防車だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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