BASF、2015年の業績発表…原油・ガスの価格下落により減収減益

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独BASF社は、2015年の業績を発表。売上高は前年比5%減の704億ユーロ(約8兆6592億円)、営業利益(EBIT)は同18%減の62億ユーロ(約7626億円)と、減収減益となった。

2015年は、販売量こそやや増加したものの、原材料価格の急落によりほぼすべての事業本部で販売価格が低下。売上高は同5%減の704億ユーロとなった。特別項目控除前営業利益も、原油価格関連で売上高が減少したことに加え、「その他」に分類される事業が主に為替の影響から同8%減の67億ユーロ(約8241億円)となった。営業利益(EBIT)は同18%減の62億ユーロ、純利益は同23%減の40億ユーロ(約4920億円)だった。

BASFのDr.クルト・ボック会長は、「この1年、世界経済の成長は大幅に鈍化した。こうした経済環境のなか、私たちは在庫を大幅に減らし、コスト管理を強化し、ポートフォリオの簡素化など、断固とした措置を取った」と述べた。

また2016年の業績見通しについては、「2016年は、原材料市場、株式市場で大荒れのスタートとなり、今年の見通しに多くの不安材料があることを示している。当社は静かな滑り出しだが、これは主に中国における販売量の増加が弱いため。しかし、2016年は2015年とほぼ同じ水準で世界経済は成長するだろうと私たちは予測している」と述べている。

《纐纈敏也@DAYS》

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