【ジュネーブモーターショー16】ピニンファリーナ、「H2スピード」発表…503馬力の燃料電池レーサー

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ピニンファリーナ H2スピード(ジュネーブモーターショー16)
ピニンファリーナ H2スピード(ジュネーブモーターショー16) 全 10 枚 拡大写真

イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナは3月1日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー16において、『H2スピード』を初公開した。

H2スピードは、ピニンファリーナの最新コンセプトカー。車名の「H2」が意味する通り、水素燃料電池パワートレインを載せたレーシングカーを提案した。

パワートレインは、GreenGT社と共同開発。モーターは2個で、最大出力503hp/13000rpmと強力。このおかげで、0-100km/h加速3.4秒、最高速300km/hの性能を実現する。ピニンファリーナは、「世界初の水素燃料のハイパフォーマンスカー」と自信を示す。

シャシーはカーボンファイバー製。前後サスペンションはプッシュロッド方式のウイッシュボーン。カーボン製ブレーキを装着する。ブレーキエネルギー回生システムを導入。車両重量は1420kgとした。

水素タンクの容量は6.1kg。700バールの高圧で貯蔵される。水素の補充に必要な時間は、約3分。トランスミッションは後輪に直結しており、クラッチ、ディファレンシャル、ギアシフトはなし。トルクベクタリングを採用している。

《森脇稔》

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