S660 の八千代工業、五輪初出場へ…競技用車いすでリオに挑む

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八千代工業の陸上競技用車いすフラッグシップモデル「極(KIWAMI)」とスタンダードモデル「挑 (IDOMI)」
八千代工業の陸上競技用車いすフラッグシップモデル「極(KIWAMI)」とスタンダードモデル「挑 (IDOMI)」 全 8 枚 拡大写真

東京マラソン2016車いすレース部門女子1位の土田和歌子(八千代工業)や、男子3位の洞ノ上浩太(ヤフー)らが駆る競技用車いすは、ホンダ『S660』の八千代工業で製造されたもの。彼ら40代アスリートの大健闘で、ヤチヨの車いすが初めて五輪の舞台を走ることになる。

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埼玉県に本社を置く八千代工業は、自社のカーボン技術と障がい者スポーツの発展を目指し、「1秒でも速く」「風をきって走る喜び」を競技者と共有するという想いで、ホンダR&D太陽(大分)や本田技術研究所(埼玉)とともにカーボンフレームによる陸上競技用車いすの共同研究・製造・販売に取り組んでいる。土田選手が東京マラソンで駆ったマシンは、同社のフラッグシップモデル「極(KIWAMI)」がベースだ。

「土田選手のマシンは、本人の腰周りを3Dスキャンし、コックピットや着座ポジションの最適化を実施。いちから金型を起こしてつくり、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で成形している」(同社)

コックピットまわりだけでなく、フレームにも手を入れていると同社。土田選手のマシンについては「腕の長さ、身長などを計測し、フィットさせるべくベースキットより短くしている」とも話していた。

東京マラソン2016の車いすレースでは、土田選手、洞ノ上選手のほか、男子2位のエルンスト・バンダイク(南アフリカ)も八千代工業のマシンが使われていた。彼らは今回の成績でリオ五輪のきっぷを手にしたことから、同社の競技用車いすも、地球の裏側で行われるオリンピックの舞台を駆けることが決まった。

土田選手はこの東京マラソン2016で、ライバルのタチアナ・マクファーデン(27歳、アメリカ)と41km手前までデッドヒートを展開。最後のアップダウンで土田選手がスパートを仕掛け、トップでゴールラインを切った。

「実はこのマシンは下りも得意のひとつ」と語っていた同社は、「ヤチヨのクルマがオリンピックに出場するのはこれが初めて」とも伝えていた。

《レスポンス編集部》

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