【F1】新コックピット保護システム「ハロ」、フェラーリが初めて実走テスト

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F1の新コックピット保護システム「ハロ」が初登場
F1の新コックピット保護システム「ハロ」が初登場 全 2 枚 拡大写真

F1のプレシーズンテストが行われているスペインのカタロニア・サーキットで、現在導入が検討されている新コックピット保護システム「ハロ」の実走行テストが初めて行われた。

担当したのはフェラーリのキミ・ライコネン。3日目の午前のセッションに、コックピットのドライバー頭部を守るように黒い構造物が取り付けられコースイン。これまでCGデザインなどの“構想”として紹介されることは多かったが、こうして実物が完成し公式テストで装着しての走行は初めて。今までのF1マシンとは全く異なる印象を与える外観に、世界中でも賛否両論の話題となっている。

F1をはじめフォーミュラカーのレースでは近年、2014年のジュール・ビアンキの事故などを受けて、ドライバーの頭部を守るための新たな安全デパイスの導入について議論が進められている。その中でFIAが特に推奨しており、2017年からの実用化を目指しているのが、この「ハロ」。他車のクラッシュしたパーツが飛来してドライバーのヘルメットに直撃するのを防ぐ役割を担うことになっている。

今回のテストを皮切りに、シーズン中にも実走行テストで登場する機会が増えていきそうだ。

《吉田 知弘》

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