ルノー日産、主要4部門のシナジー強化…新統合プロジェクト開始へ

自動車 ビジネス 企業動向
カルロス・ゴーンCEO
カルロス・ゴーンCEO 全 1 枚 拡大写真

ルノー日産アライアンスは3月4日、4つの主要部門におけるシナジーを強化し、さらなる効率性と収益の向上を目指す新たな統合プロジェクトを開始すると発表した。

4つの主要部門とは、研究・開発、生産技術・物流、購買、人事。2014年に統合したこれらの機能はそれぞれ、アライアンス役員が統括している。アライアンスはまた、すでに統合されている4機能をサポートするため、品質および原価管理の機能を一部統合する予定。さらに、アライアンスは、販売・マーケティング、コネクティビティ・コネクテッドサービス、商品企画、アフターサービスや他のサポート機能において、シナジー拡大のためのさらなる機会の創出も検討している。

ルノーと日産は、3月末までに新たな統合プロジェクトを、各々の企業に属する組合など必要な従業員代表組織や会社の意思決定機関に説明を行う。その後、各社における審査、承認のうえ、4月1日より実行する計画。

ルノーと日産は共通の生産方式を導入し、フランス、韓国、インド、ロシアで数々の相互生産プロジェクトを実施。また、ルノーと日産の開発陣は、両社合わせて年間100億ユーロ規模の研究開発および設備投資を有し、ひとつのチームとして、次世代技術の開発における重複を減らすことに取り組む。

アライアンスは2018年に、年間55億ユーロのシナジー創出を目指す。ルノー日産アライアンスのカルロス・ゴーン会長兼CEOは、「急速に進化を遂げる自動車業界において、ルノーと日産は、アライアンスを実用的なビジネスツールとして活用する必要性に迫られている。アライアンスは今後も統合を進め、より緊密に連携していく」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る