【ホンダ新型耕うん機体験】ブレる、曲がる、妙な柄…“畝たて”初心者奮闘記

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埼玉県宮代町の複合観光農園「新しい村」で3月に行われたホンダ新型耕うん機シリーズ体験会。新しい自走式小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF500」や小型耕うん機「こまめ」「プチな」を畑で実際に走らせてみた
埼玉県宮代町の複合観光農園「新しい村」で3月に行われたホンダ新型耕うん機シリーズ体験会。新しい自走式小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF500」や小型耕うん機「こまめ」「プチな」を畑で実際に走らせてみた 全 36 枚 拡大写真

埼玉県宮代町の複合観光農園「新しい村」で3月に行われたホンダ新型耕うん機体験会。種を植える部分の土を盛り上げる畝(うね)たて作業で、「まるで自分が歩んできた人生のようだ」と感じた。耕うん機はまっすぐにすすまず、ブレや倒壊があちこちにできた(写真36枚)。

【画像全36枚】

「それはデフロックを解除したまま進めたから。直進させるためには、デフロックさせる。ターンするときはデフロックを解除する」と教えてくれたのは、本田技術研究所汎用R&Dセンター開発責任者・神原史吉氏。

神原氏のアドバイスを聞き、こんもりとした畝をつくるためのアタッチメントを装着し、再び往復してみる。やっぱり軌跡は曲がり、畝が壊れ、ラインにブレがある。記者のゆがんだ性格や不誠実さが、耕うん機のラインに見事に映し出された格好だ。

そのいっぽうで、美女オーラを放つモータージャーナリストは、その器量と品格からか、見事にまっすぐに進み、ビシッとした畝を完成させていた。

畝の“肌”にも人によって違いができる。しっかりグリップする人の畝は、きれいな肌をつくるが、操れてない記者が盛った畝には、砂丘にできるような紋様が現れていた。「この紋様はアイドリングの振動によるもの。しっかりグリップしていないと、こうした柄ができる」と担当者が教えてくれた。本田技術研究所の女性担当者が見せてくれた“畝たてデモ”では、畝の肌がピシっと決まっていた。

出来は悪くても、リコイルノブを引き、エンジンがブルルルンと回りだすとアドレナリンが出て、「行くぞ!」と気持ちが高ぶる。デフロックレバーを前進(ロック)側へと倒し、スロットルを全開にすると勢いよく土が混ざり始め、楽しくなってくる。力の入れ具合や、意識の持ち方でラインや畝の出来が変わる。耕うん機とともに過ごす畑仕事を体感した。

神原氏は、「希望があれば、購入者の届け先の庭や畑などで実機を使ったレクチャーも実施する。運転免許がない子どもたちはクルマの運転席には座れないけど、この耕うん機だったら親子でいっしょに楽しめる。ホンダの新しい耕うん機で、土をつくるところから収穫までを楽しんで」と伝えていた。

《レスポンス編集部》

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