【スーパーフォーミュラ】最後の空席獲得は新人・関口雄飛…鈴鹿テストにはGP2松下も

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インパル20号車のドライバーは関口雄飛。
インパル20号車のドライバーは関口雄飛。 全 8 枚 拡大写真

8日、全日本スーパーフォーミュラ選手権における最後の空席となっていた名門インパル20号車のシートの行方が判明。新人・関口雄飛の同車での参戦が確定した。また、GP2参戦中の松下信治が鈴鹿テストでホンダのテストカーをドライブすることも前日までに明らかになっている。

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スーパーフォーミュラ(SF)の今季全19シートの大トリを飾るかたちで、名門のシートが確定。8日午後、SF公式サイト上で第1回公式合同テスト(鈴鹿、14~15日)のエントリーリストが更新され、唯一「TBN」(未定)だったインパル(IMPUL、搭載エンジンはトヨタ)の20号車に関口の名が記された。

公式テスト直前というタイミングを含め、諸般の状況から関口が今季シートを獲得したと考えて間違いない。シート争いは激戦だったようだが、昨年11月末の鈴鹿テストでインパルの20号車をドライブした関口が、結果的にはそこでの好評価をシート獲得につなげた格好ともいえる。

関口雄飛(ゆうひ)は1987年12月29日生まれの28歳。2011年に全日本F3選手権Cクラス(当時のクラス名、実質的には総合)でシリーズチャンピオンを獲得、近年はSUPER GTシリーズのGT500クラスでレギュラーに定着するなどしている(今季GT500には国本雄資と組んで#19 WedsSport ADVAN RC Fを駆り参戦)。しかしながら、全日本トップフォーミュラに関してはなかなか参戦機会に恵まれなかった。

年齢的にはやや遅咲きのデビューになるが、アグレッシブなレース姿勢に定評ある関口だけに、待望のビッグチャンス到来でいきなり闘将星野監督の心をつかむような走りを見せる可能性も充分。シーズンの台風の目になってほしいところだ。また、今季からSFはヨコハマ製ワンメイクタイヤ採用となるが、関口はタイヤ戦争があるGT500でヨコハマに慣れ親しんでいるドライバーであり、カテゴリーの質が違うとはいえ、経験値の面でなんらかのアドバンテージにつながるかもしれない。その意味でも期待したい存在だ。

なお、インパル19号車のドライバーは今季も2010年チャンピオンのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが務める。また、エントリーリストには新たなチーム名として「ITOCHU ENEX TEAM IMPUL」が関口の名と同時に記載更新されており、インパルは新たにエネルギー商社「伊藤忠エネクス」をメインスポンサーに迎えて今季を戦うことが明らかに。大きな支えを得た名門は、オリベイラ、関口とともにチーム一丸、オリベイラ加入初年度以来となる6年ぶりのタイトル獲得を目指す。

先週のKONDOレーシングの今季参戦布陣決定、そしてこの日のインパルの新体制確定により、3月にまで持ち越されていた今季SFのシート争いもついに決着。今週末の鈴鹿ファン感謝デー~第1回公式合同テストという都合4日間(12~15日)連続の鈴鹿公開走行機会から、2016年シーズンが本格稼働する。

そしてその第1回公式合同テストでは、昨季からGP2に参戦中の松下信治(のぶはる)がホンダのテストカーをドライブするということも明らかになっている。松下は2014年の全日本F3チャンピオンで、昨年から欧州のF1登竜門シリーズである「GP2」に参戦している期待の若手(22歳)。以前にもシーズンオフの開発テスト時にSFの現行マシンで好タイムをマークしたという逸話もある彼なので、テストカーでの走行とはいえ、今季参戦の19選手に交じっての公式テスト参加が楽しみだ。

ちなみに松下は昨年のGP2で、今季はSFに参戦するストフェル・バンドーンと「ART Grand Prix」チームで僚友だった。松下は今季のGP2にも同チームから参戦、前年王者バンドーンに続いてのチャンピオン獲得を目指すが、ともにF1マクラーレン・ホンダ傘下にあるドライバーの彼らが、SF鈴鹿テストで少々変則気味な揃い踏みを見せることになる。基本的には順位を競う関係にないものの、これは今テストにおける通好みの注目要素といえるだろう(バンドーンはホンダエンジン搭載のDANDELION RACINGから今季SFに参戦)。

SF鈴鹿公式合同テストは14日の10時30分と15時30分、そして15日の9時と13時の計4回(いずれも開始時刻)、各2時間の走行セッションが予定されている。

《遠藤俊幸》

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