東日本大震災から5年、漸減傾向も1700件超える関連倒産

自動車 ビジネス 企業動向
都道府県別の東日本大震災関連倒産件数
都道府県別の東日本大震災関連倒産件数 全 2 枚 拡大写真

 東日本大震災の発生から丸5年を迎える11日に先立ち、東京商工リサーチは、7日現在の震災関連倒産の件数を調査。その結果、5年間で累計1703件にのぼることがわかった。

 年別に見ると、初年の2011年は544件で、2年目の12年は前年比9.9%減の490件、13年が同32%減の333件、14年が同47.4%減の175件、15年が同19.4%減の141件。今年は3月7日現在で20件を数え、震災の影響がいまだに及んでいる。

 産業分野別では、最も件数が多いのは宿泊業や飲食店などを含む「サービス業他」で447件。以下、「製造業」が389件、「卸売業」が313件、「建設業」が210件、「小売業」が159件と続いている。宿泊業や飲食業に与えた影響が大きかった要因としては、震災による直接的な被害はもちろん、レジャー・観光に対する自粛ムードや風評も見逃せない。結果的に、倒産の範囲は島根県を除く46都道府県に広がった。

 なお、震災関連倒産による従業員の被害者数は、7日現在で2万7052人に及び、これは1995年の阪神・淡路大震災に比べて6.1倍に膨らんだ。震災からの復興が待ち望まれる。

もうすぐ東日本大震災から5年、関連倒産の件数はなんと!

《加藤/H14》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 昭和の子どもたちが憧れた「スーパーカー自転車」が50年ぶりに復活へ
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  5. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る