【ジャパンボートショー16】流麗なスタイルで目を引く、トヨタ・ヤンマーのクルーザー第一号

船舶 企業動向
TOYOTA-28 concept
TOYOTA-28 concept 全 21 枚 拡大写真
パシフィコ横浜で開催された「ジャパン インターナショナルボートショー 2016」。トヨタのブースでは、クルマ屋らしい走りや快適性を追求した新型ボート「TOYOTA-28 concept」を参考出展し、注目を浴びていた。

これは、トヨタとヤンマーのマリン事業での業務提携によるもので、2社が共同開発した「トヨタハイブリッドハル」を採用。その試験艇としての第1号艇となる。

このトヨタハイブリッドハルは、FRP材、アルミ材、カーボン繊維という3種類の素材で構成されている。従来のFRPハルと比較して約7倍の高剛性を実現し、アルミハルとの比較では船体重量が約10%低減。更に、複雑な曲面形状の成型が可能となり、走航性能と生産性向上の両立も実現したという。

船体はクルマ屋らしい流麗なフォルムで、まるでスポーティーカーのような印象だ。また関係者は「インテリアは白を基調として、窓も大きく取って明るくなっています。だから気持ちの良い開放感が楽しめると思います」と、小型であるにもかかわらず広々とした室内空間が確保されたこともアピールしていた。

動力系は、トヨタが開発した新型「M1KD-VH」260PSエンジンと、2重反転プロペラ採用のヤンマー製ドライブユニットを組み合わせて搭載。従来の同型艇をしのぐ走破性と旋回性能を確認しているという。

同コンセプト艇は今年10月発売を予定している。

《嶽宮 三郎》

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