BMWグループ通期決算、純利益は10%増…過去最高 2015年

自動車 ビジネス 企業動向
BMW 3シリーズ 改良新型
BMW 3シリーズ 改良新型 全 6 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、BMWグループは3月9日、2015年通期(1‐12月)の決算を明らかにした。

画像:BMWブランドの主力車

同社の発表によると、MINIやロールスロイスを含めたグループ全体の総売上高は、921億7500万ユーロ(約11兆4870億円)。前年の804億0100万ユーロに対して、14.6%増えた。

また、2015年通期の純利益は、63億9600万ユーロ(約7970億円)。前年の58億1700万ユーロに対して、10%増え、過去最高を達成している。

2015年の世界新車販売は、BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランド合計で、初の200万台超えとなる224万7485台。前年比は6.1%増だった。ブランド別では、BMWが前年比5.2%増の190万5234台。MINIは12%増の33万8466台と回復。ロールスロイスは6.8%減の3785台と後退した。

グループ全体の2015年市場別実績は、中国が前年比1.6%増の46万4086台。中国を含めたアジア全体でも、4.2%増の68万5792台と伸びた。米国は2.2%増の40万5715台。欧州は初の100万台超えとなる100万0427台で、前年比は9.4%増。信用不安を抜け出し、2年連続のプラスとなった。

BMWグループのハラルド・クルーガー会長は、「2015年は、全ての野心的な目標を達成した。BMWグループの業績は、引き続き好調。創業100周年の年にまた一つ、素晴らしい業績を打ち立て、BMWグループは、世界の高級車を主導し続けている」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  2. 「就職人気企業ランキング」総合トップは8年連続で伊藤忠商事、トヨタは42位に後退[新聞ウォッチ]
  3. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  4. 小さくてびっくり! 噂のメルセデスベンツ「ベビーGクラス」、ついに実車をスクープ
  5. ジャガーの名車『Eタイプ』がベース、930kgまで軽量化した「ライトウェイトGTR」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る