【スーパーフォーミュラ】今季シリーズ概要発表…参加全19台、ハイレベルかつ熾烈な接戦で頂点競う

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今季SFに参戦する全選手が一堂に会した(前列中央が前年王者の石浦宏明)。
今季SFに参戦する全選手が一堂に会した(前列中央が前年王者の石浦宏明)。 全 8 枚 拡大写真

13日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の今季開催概要についての発表会が三重県・鈴鹿サーキットで実施された。今季も全19選手が7大会8レースを戦い、頂点の座を競う。

例年、都内での開催だったシリーズ概要発表会が、今年はファン感謝デー終了直後の鈴鹿サーキットにて行なわれた。すでに今季の参戦陣容は出揃っており、このファン感の2日間~第1回公式合同テスト(14~15日)という計4日間の連続テスト期間中ということもあり、登壇したドライバー、監督たちには臨戦中ならではの充実した表情が多く見られている。

■2016年SFトヨタエンジン搭載チーム
P.MU/CERUMO・INGING
 #1 石浦宏明/#2 国本雄資(監督:立川祐路)
KONDO RACING
 #3 J.ロシター/#4 W.ブラー(監督:近藤真彦)
SUNOCO Team LeMans
 #7 N.カーティケヤン/#8 小林可夢偉(監督:山田健二)
KCMG
 #18 中山雄一(監督:土居隆二)
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
 #19 J-P.デ・オリベイラ/#20 関口雄飛(監督:星野一義)
VANTELIN TEAM TOM'S
 #36 A.ロッテラー/#37 中嶋一貴(監督:舘信秀)

■2016年SFホンダエンジン搭載チーム
REAL RACING
 #10 塚越広大/#11 伊沢拓也(監督:金石勝智)
TEAM 無限
 #16 山本尚貴(監督:手塚長孝)
DRAGO CORSE
 #34 小暮卓史(監督:道上龍)
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
 #40 野尻智紀/#41 S.バンドーン(監督:村岡潔)
NAKAJIMA RACING
 #64 中嶋大祐/#65 B.バゲット(監督:中嶋悟)

上記は基本的には発表会での音声アナウンス内容に準じたラインアップとなる。そして今季もチャンピオンシップは7大会、8レースで争われる。

■2016年SF開催日程
第1戦 4月23~24日 鈴鹿サーキット(三重県)
第2戦 5月28~29日 岡山国際サーキット(岡山県)
第3戦 7月16~17日 富士スピードウェイ(静岡県)
第4戦 8月20~21日 ツインリンクもてぎ(栃木県)
第5戦 9月10~11日 オートポリス(大分県)
第6戦 9月24~25日 スポーツランドSUGO(宮城県)
第7戦 10月29~30日 鈴鹿サーキット(三重県)*決勝2レース制

予選は全戦ノックアウト方式で、2レース制の最終戦以外は決勝レース距離250kmとなる。

全選手を代表して宣誓を行なったのは、ディフェンディングチャンピオンの石浦宏明。「こういうハイレベルなメンバーが集まってレースができるということに、今年もワクワクしています」と語った石浦は、さらに「世界中から注目されるシリーズにもなってきていますので、参加する自分たちも全力で熱いレースをするのはもちろんですが、シリーズを盛り上げるためにできることはなんでもやっていきたいと思っています」と続けた。そして「ファンのみなさんもぜひサーキットに来て応援してください」と結んでいる。

シリーズの注目度が国内外で上がるなか、闘将星野一義監督の率いるTEAM IMPULに「伊藤忠エネクス」という新たなタイトルスポンサーが就いたことも今季開幕前の話題のひとつ。チームのエース、J-P.デ・オリベイラは「強力なスポンサーを得られたことは誇らしいし、レースを戦ううえでとても重要なことだ」と喜ぶ。自身6年ぶりのタイトル奪還に向けては、「近年の我々にはコース相性の面で少々偏りがあったのは事実だ。富士やもてぎ、鈴鹿でも良かったが、SUGOやオートポリスがもうひとつだったように思う。安定的に速くあることが必要だろう」と課題を挙げつつ、自信も覗かせていた。

シャシーは「ダラーラSF14」、タイヤは今季からヨコハマとなる(いずれも全車共通)。ドライバーの移籍はそれほど多くなかった今季だが、スポンサーのリフレッシュやマシンカラーリング一新、そしてエンジニアやチーム首脳スタッフの移籍、担当替え、役職変更などもあり、鈴鹿のピットは新シーズン当初特有の新鮮さも伴った雰囲気をファン感初日から醸し出している(ITOCHU ENEX TEAM IMPULの新カラーはまだ実車には反映されていない)。

そして明日(14日)からは4日間の鈴鹿テストの後半戦、公式合同テストに入る。各陣営の緊張感はさらに高まり、F1、インディに並ぶ世界3大フォーミュラレースの一角入りを目指すに相応しいハイパフォーマンスの磨き合いが激化する。

《遠藤俊幸》

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