【LEDネクストステージ16】世界初のLEDを披露、すでに30社が導入を検討…豊田合成

自動車 ビジネス 企業動向
豊田合成が開発した世界初のガラス封止紫外線LED
豊田合成が開発した世界初のガラス封止紫外線LED 全 1 枚 拡大写真

豊田合成は「LEDネクストステージ2016」にこの3月に開発したばかりのガラス封止紫外線LED(UV-LED)を披露した。これは世界初の製品で、発表するや否やさまざまなところで反響を呼び、すでに国内外企業30社から導入を検討したいという話が来ているそうだ。

豊田合成と言えば、エアバッグなど車の内装品を手がける会社として有名だが、LEDについても定評があり、歴史も古い。同社がLEDを手がけたのは1980年代半ば、一人の技術者が手をあげたのがきっかけだった。

しかし、5年経ってもLEDが光ることはなく、社内からは「もうやめたらどうか」という声も出たほどだった。それが今では約500億円になるビジネスに成長した。そんな同社が技術とノウハウを結集して開発したのが、今回展示した商品だったわけだ。

LEDチップを空気中のガスや水分による影響を受けないようにガラスで完全密閉。温度100度の高温度や、湿度85%の高湿度といったさまざまな環境下でも高い信頼性を誇るという。また、LEDチップを基盤に直接接続する「フリップチップ」技術を採用し、小型化を実現。単位面積当たりの光出力を従来品の2倍以上となる世界最高レベルを達成している。

「耐久性も非常に高く、従来品は1~2万時間でしたが、この製品は4万時間持ちます。非常に有望な製品だと考えているので、これからどのように拡大しているのか楽しみにしています」と同社関係者は熱く語っていた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  2. 365万円で買えるMINI登場!「土偶みたいな顔しとる」「現実的な価格」などSNSでは反響さまざま
  3. 「トランプさん、これ買います」最新の4ドアマッスルカー『チャージャー』発表に「めっちゃかっこいい」と高評価の声
  4. ヤマハのEVスクーター『JOG E』が約16万円で登場!「手に入りやすい」「50ccより安い!」など注目集まる
  5. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る