【ATTT16】運行管理にドラレコを組み合わせた「TransLog」の狙い…e-TOYOTA

自動車 ビジネス 国内マーケット
TransLogのモジュール一式
TransLogのモジュール一式 全 7 枚 拡大写真

トヨタブースに展示されたいた「TransLog」は、一見、よくある事業者向けの運行管理システムのようだが、ドライブレコーダーのカメラ映像を加えることで、新しいサービスやビッグデータ活用まで視野に入れているようである。

【画像全7枚】

e-TOYOTA部 スマートセンター開発室 展開グループ長 天野裕二氏は、「TransLogは、GBook BIZという法人向けのテレマティクスサービスを発展させたもので、GPSなどカーナビの情報に加え、ドライブレコーダーの映像情報も加えることで、より高度な運行管理や運転支援サービスを提供するためのプラットフォームです」と説明する。

TransLogでは、運転日報、走行履歴、燃費・安全運転診断などの運行管理系のサービスの他、カメラ画像を加えた危険挙動記録、警告機能などが追加されている。ここまでは、類似の機能を実装した運行管理システムが他社にも存在している。しかしe-TOYOTAの狙いは、単なる運行管理システムのグレードアップだけではない。ブースにはTransLogのデータを利用した情報分析に関する展示も行っている。

検討されているビッグデータ活用は、TransLog搭載のプローブカーからの情報をセンターに集約し、走行履歴や画像データなどをデータベース化するものだ。それを共通のしくみで社内外の組織が利用できるようにすることで、安全運転や道路の状況、リアルタイムの映像を使ったサービスを開発できないかを考えている。そのためには、映像に映り込む顔やナンバープレートを匿名化する必要があるが、その機能は展示モニタで再現されていた。

天野氏によれば、「このプラットフォームによるビッグデータ分析は、まずはTransLogの付加価値を高めるために高度な運行支援サービスなどへの応用が考えられますが、自治体と協力して行政サービスへの応用といった実験なども進めたいと思っています」とのことだ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ23車種・3364台をリコール 低圧燃料ポンプ交換作業に不備
  2. 日産 フェアレディZ 改良新型は表情変化、ハンドリング性能も向上…今夏米国発売へ
  3. ホンダ『ヴェゼル』がスポーツSUVへ進化!? 次期型はプレリュードの技術を満載
  4. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  5. 航続最大230kmの電動アシスト3輪自転車、椿本チエインが初公開へ…BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. ルノーのスポーツEV「5 Turbo 3E」、エクセディのインホイールモーター搭載…555馬力
  3. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
  4. 中国Desay SV、業界初AIプラットフォーム「EA01U」を日本初公開…人とくるまのテクノロジー展 2026
  5. 【世界主要自動車xEV市場 リスキリング講座】中国編
ランキングをもっと見る