エアロキング、厨房+テラス席に大改造…新潟を駆けるレストランバス、4月末から

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3月15日に都内で公開されたレストランバス。2階建て三菱ふそう『エアロキング』がベースで、4月30日から新潟を駆ける
3月15日に都内で公開されたレストランバス。2階建て三菱ふそう『エアロキング』がベースで、4月30日から新潟を駆ける 全 22 枚 拡大写真

4月30日から毎週土曜日、新潟にレストランバスが走り出す。車体は2階建てバスの三菱ふそう『エアロキング』で、1階にキッチン、2階に25人ぶんの客席。透明ポリカーボネート製開閉式ルーフで、開放的な空間で地域の食を味わいながら、農園での収穫体験などを楽しめる。

仕掛けたのは、高速バスのウィラーグループとコンサルティングのウマリ。もともと「エグゼクティブ」や「バリュー」などのシートが配置されていたエアロキングを、北陸のメーカーで改造。1階にオール電化調理機器や水まわり機材、発電機などを搭載したため、「だいぶ重くなった。出だしのアクセルでそれを感じる」と関係者は話していた。

7月31日までの設定コースは2タイプ。“土曜ランチ”は、新潟駅を出発し、今代司酒造見学、福島潟周遊、タカギ農園収穫体験を経て新潟駅に戻る。“土曜ディナー”は、発着地が新潟駅であることはランチ版と同じで、太田農園収穫体験、佐潟散策、フェルミエワイナリ―見学、足湯・いわむろや土産購入を経由する。

動くレストランを支える発電機は、カミンズ・オナン車載用ガソリン仕様「5.5 HGJAE」と「2.8 HGJBB」の2機で、トランクルーム内(後輪上方)に搭載されている。この2つの発電機で200kgほど。

この発電機のほか、給水タンク200kg、キッチン機材354kg、透明ルーフ500kg、座席・テーブル655kg、冷蔵庫・カウンタ50kgなどで、定員時の全重量は19.76トン。保安基準をクリアしているという。

ピンクのバスで知られるウィラーの新たな“食堂車”は赤いボディで登場した。関係者は「赤は食欲を増進させる、活力を感じ気持ちが前向きになる」という。1980年代に登場した東海道・山陽新幹線向け100系には、このレストランバスと同じく、1階にキッチン、2階に客席を設置した食堂車が存在した。

《レスポンス編集部》

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