【IAAE16】バングラデシュの電池メーカー、低価格をウリに日本市場での浸透を狙う

自動車 ビジネス 企業動向
ラヒマフローズ・グローバット社のバッテリー
ラヒマフローズ・グローバット社のバッテリー 全 1 枚 拡大写真

「国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)2016」では海外からの出展が前回よりも4カ国多い14カ国に上った。その中でバングラデシュから出展したのがラヒマフローズ・グローバット社で、代表的な商品がバッテリーだ。

実は同社の親会社、ラヒマフローズ社はスーパーやエネルギー関連事業を手がける複合企業で、バングラデシュでは1、2を争う規模だという。1954年からバッテリーの製造販売を手がけ、94年にはGSユアサのバングラデシュ工場を買収した。年間250万個のバッテリーを製造し、世界56カ国に輸出している。ボッシュのバッテリーもOEM生産しているそうだ。

日本には2012年に参入。その最大のウリは低価格だ。「『クラウン』クラスのバッテリーが5000円前後になります。もちろん、性能についても日本製のものと変わりません。ただ、デザインなど雑なところがあり、日本ではまだまだといった感じです。日本では見た目も大事ですからね」と輸入販売元であるワールドネットの川北征人社長は話す。

それでも4年前に比べてずいぶん改良されたそうで、現在、国内で月に2000~3000個出ているという。販売の中心は楽天やアマゾンなどのインターネット販売と中古車販売店で、カー用品店には卸していないとのことだ。

「今回は先方の社長も来日し、相当力が入っている感じです。やはり、日本市場で受け入れられれば、世界でも販売しやすいですからね」と川北社長は話し、これからさらに日本市場での浸透を図るため、細かい改善点をどんどん要求していく方針だ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る