VWの最上級車、フェートン が生産終了…14年の歴史に幕

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フォルクスワーゲンの独工場でフェートンの生産が終了
フォルクスワーゲンの独工場でフェートンの生産が終了 全 3 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは3月18日、最上級サルーンの『フェートン』の生産を終了した、と発表した。

フェートンは2002年3月、ジュネーブモーターショーでデビュー。フォルクスワーゲンブランドのフラッグシップサルーンが、フェートン。2003年9月には、ロングホイールベース仕様が登場した。

最新モデルのエンジンはガソリン3、ディーゼル1の合計4ユニット。駆動方式は、すべてフルタイム4WDの「4モーション」。ガソリンエンジンのトップグレードには、6.0リットルW12気筒(最大出力450ps)が搭載される。

3月18日、ドイツ・ドレスデン工場から、フェートンの最終モデルがラインオフ。壁面が全てガラス張りのため、「ガラス張りの工場」として知られるドレスデン工場は、フェートンの専用工場。しかし、販売台数の少ないフェートンだけを組み立てているため、生産効率が悪かった。

フォルクスワーゲンは今後、ドレスデン工場をブランドの電動化およびデジタル化戦略をアピールする展示および体験施設に改修する計画。現行フェートンの生産は、およそ14年の歴史に幕を下ろした。

《森脇稔》

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