ユニチカ、軽量化と表面外観を両立した射出発泡ポリアミド樹脂を開発

自動車 ビジネス 国内マーケット
フォーミロン コアバック発泡提案例(オイルストレーナー)
フォーミロン コアバック発泡提案例(オイルストレーナー) 全 1 枚 拡大写真

ユニチカは3月22日、各種の射出発泡成形工法に対応するポリアミド樹脂の新アイテム「フォーミロン」を開発したと発表した。

自動車部材の軽量化が進む中、樹脂部品の軽量化技術の一つとして樹脂発泡が注目されている。しかし、成形品表面の外観悪化が起こりやすく、軽量化と表面外観を両立することが難しいため、適用範囲が限られるという課題があった。

新開発のフォーミロンは、射出発泡成形に最適な粘度、結晶性、流動性などの樹脂特性を独自の配合技術で付与し、これらの課題を克服。様々な工法に適用でき、コアバックと化学発泡を組み合わせた工法では、2倍発泡も可能で、20%以上の高い軽量化率を達成しながら、優れた表面外観性と均一な発泡セルを形成できる。すでに、自動車アンダーフードのカバー製品への採用が進んでいる。

フォーミロンは、自動車用途以外にも二輪、スポーツ用品、電動工具などの各分野にも展開が可能。ユニチカでは今後、幅広い用途での調査・探索を行い、2020年度に10億円の販売を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
  5. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る