来春大卒者就職内定率9割に迫る…傾向は“理高文低”

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大学等全体の内定状況
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 厚生労働省と文部科学省は、平成28年3月に大学等を卒業する学生の就職内定状況を公表した。2月1日現在の大学卒業予定者の就職内定率は87.8%と、前年同期比1.1ポイント増で、平成20年3月卒業者以来8年ぶりの水準となった。

 調査対象は、全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校から、設置者や地域などを考慮して抽出した112校、6,250人。調査は10月、12月、2月、4月の年に4回実施し、翌月に結果を発表している。

 2月1日現在の就職内定率は、大学、短期大学、高等専門学校を合わせると88.2%で前年同期比1.7ポイント増だった。大学のみでの内定率は87.8%で1.1ポイント増、そのうち国公立大学は89.6%で0.3ポイント増、私立大学は87.3%で1.5ポイント増だった。

 短期大学(女子学生のみ)は86.0%で前年同期比の7.9ポイント増、高等専門学校(男子学生のみ)は98.4%で0.3ポイント減。専修学校(専門課程)は84.5%で7.4ポイント増だった。

 男女別にみると、男子学生の就職内定率は86.5%で前年同期比の1.2ポイント増、女子は89.3%で1.0ポイント増。国公立大学では、男子が86.4%、女子が92.9%。私立大学では男子が86.6%、女子が88.1%と、いずれも女子学生のほうが就職内定率は高くなっている。

 系統別でみると、文系の就職内定率は87.3%で前年同期比1.1ポイント増、理系は90.2%で1.5ポイント増となっている。地域別では、関東地区がもっとも高く91.8%で、もっとも低かったのが中国・四国地区で80.1%だった。

 両省は経済産業省と連携し、未内定就活生への集中支援策を実施しており、学生が1日でも早く内定を得られるように卒業後も引き続き支援を行っていくという。

 また、厚生労働者は、平成28年3月に高校や中学を卒業する生徒の求人・求職・内定状況もあわせて公表。高校新卒者の1月末現在の就職内定率は93.6%で前年同期比0.8ポイント増、内定者数は約16万4,000人で1.7%増だった。中学新卒者の就職内定率は34.2%で2.6ポイント減、内定者数は301人で14.0%減だった。

大卒予定者就職内定率87.8%、8年ぶりの水準…女子内定率高

《田中志実》

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