ホンダと日立の呼気アルコール検知器「運用など課題ある」

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダと日立製作所のポータブル呼気アルコール検知器
ホンダと日立製作所のポータブル呼気アルコール検知器 全 4 枚 拡大写真

ホンダと日立製作所は3月24日、スマートキー対応のポータブル呼気アルコール検知器の試作品を発表した。スマホほどの大きさで、検知は約3秒とスピーディーにできる。ただ、実用化時期やコストなどは明示していない。

両社は2012年から共同開発を進めてきた。試作品は、従来は多く採用されてきたマウスピースは不要とし、本体に直接息を吹きかけて測定する。ヒトの息か否かを判断できるセンサーと、アルコールやアセトアルデヒドなど飲酒状態を判断するための高精度センサーを備えている。

スマートキー対応のため、ドライバーが飲酒状態にある場合は、エンジンがかからないようロックさせるシステムを構築することができる。ただし、別の人がドライバーに成りすまして検査するのを防ぐ手立ては、まだない。本田技術研究所の開発担当者である金圭勇研究員は「どう活用してもらうか運用面も含めてさまざまな課題があるが、悲惨な飲酒運転事故の撲滅へ向けて取り組みたい」と語った。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る