【トライアル世界選手権 日本GP】史上最大の高低差150mの迫力「ルートがなければ宙を飛ぶ」

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トライアル世界選手権
トライアル世界選手権 全 5 枚 拡大写真

世界最高峰のテクニックがツインリンクもてぎに集結

トライアルという競技は、タイムを競うモータースポーツのなかにあって、技術力を競うものである。そのフィールドは、自然の地形を生かしたもので、断崖絶壁や泥地、岩盤、沢などがライダーを待ち構える。普通に考えれば、こんなところをバイクで走ることができるの? と思うほどの難所がひしめくが、トライアルライダーは自分のテクニックの全てを駆使して立ち向かい、そして走破していく姿は、芸術的ですらある。

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そしてこのトライアルの最強テクニックを持つ世界の強豪が集うのが、4月23日(土)・24日(日)にツインリンクもてぎで行われる“ストライダー”日本グランプリだ。トライアル世界選手権は、ヨーロッパを中心に今年は全8戦が行われるが、日本グランプリはその第2戦。ツインリンクもてぎにあるハローウッズの自然を活用して12のセクションが設営され、1日3ラップする。大会は4月23日(土)がDAY1、24日(日)がDAY2で、それぞれで優勝者が誕生するのだ。

◆DAY2で300戦を迎える藤波貴久

このトライアル世界選手権にフル参戦しているのが、Repsol Honda Teamの藤波貴久だ。

藤波は、2004年にトライアル世界選手権で8勝を挙げて、日本人として初めて世界チャンピオンになったが、躍動感溢れるライディング、気迫に充ち満ちたライディングが多くのファンを魅了。そして藤波の『フジ』と、スペイン語で全開を意味する『ガス』を組み合わせた『フジガス』が、彼の愛称となり親しまれている。

その藤波の戦いも、日本グランプリのDAY2でいよいよ300戦目を迎えることになった。母国グランプリでは、多くのファンの声援がパワーになると以前から語る藤波だが、事実、この日本グランプリでは逆境にあっても好成績を残してきた。この日本グランプリでの見どころは、ズバリ、このフジガスの戦いにある。

応援旗を持った応援団が藤波について各セクションを移動しているので、藤波がいまどこにいるのかもよくわかる。ぜひとも300戦目を迎えるフジガスのトライに注目していただきたい。

◆ルートがなければ宙を飛ぶ

自然の地形を生かしたトライアルのセクション。走行ルートはテープなどで仕切られているが、トライに入る前に、選手はどこをどうやって走るかを徹底的に探る。そしてルートが途切れてしまえば、そこをクリアするために宙を飛ぶこともある。

バランスを崩して片足を地面などに着けば減点1、転倒してしまうと最大減点5となり、そのセクションは失敗になるなどトライアルでは減点法が用いられ、減点数が最も少ない選手が優勝となる。しかし、転倒を避けるために意図的に片足を着いて難関を切り抜けることもあり、この辺がトライアルの難しくもあり興味深いところ。

さて、今大会では、これまでの日本グランプリ史上最大の高低差となる150mの崖を一気に登るセクションが登場する。舗装路から観戦可能な第3セクションがそれで、ダイナミックなトライが観られることは間違いない。さらに全12のセクションのうち第7~第11までの5セクションがハローウッズの新規の場所に設置されることから見どころも拡大。トライアルビギナーからコアなファンまで、思い切り楽しめる2日間になる。

《佐久間光政》

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