【アルファロメオ 4Cスパイダー 試乗】ドライバーにシアワセな気分をくれる…島崎七生人

試乗記 輸入車
アルファロメオ4Cスパイダー
アルファロメオ4Cスパイダー 全 8 枚 拡大写真

“高鳴る心臓”。プレスリリースのそんな言葉づかいが、いかにもアルファロメオらしい。仕事とはいえ試乗ができ何て運がいいのだろう…とさえ思えた。そんなシアワセな気分をドライバーに味わわせてくれるのがこの『4Cスパイダー』だ。

【画像全8枚】

イタリア・モデナのマセラティ工場製で、カーボンファイバー(シャシーやフロントガラスのフレーム)、ガラス繊維強化樹脂(ボディパネル)などを採用。ガラスの肉薄化などで達成した1060kgの軽量ボディは、クーペ+10kgに収まる。高剛性の素性によりクーペとスパイダーの構造上の差異はわずかだそう。スパイダーの特徴でもあるロールバー部分は、バーをカーボンパネルで覆った粋なデザインで、クーペ以上にスタイリッシュに見える。

ノンパワーのステアリング(悲観するほど重くない)、走り出すとタイヤが路面の小石を跳ねてピシピシと音が立つこと…など、適度なスパルタンさは『ロータス・エリーゼ』などと同じ。フラットボトムの小径ステアリング、コンソールのシフトボタンなどが今ドキのスポーツカーらしい。高めのサイドシルを蹴飛ばさないように足を床の上に運び、シートに座ると、いやが上でも気分が持ち上がる。

4気筒の1742cc直噴ターボは『ジュリエッタQV』にも搭載される。が、『4C』では“dnaスイッチ”に“Alfa Race”モードが加えられるなどもちろん専用チューンだ。このためミッドシップの軽量ボディと相まって、加速時などは数値以上の豪快さ。ビュアなスポーツカーの世界観が展開される。100km/h巡航は6速で2000rpmほどだが、そこからの加速も十分な力強さだ。

ボディ、シャシーの剛性がかなりあることも実感。前後異径のピレリPゼロを履く乗り心地は、日常使いでも通用するほどのよさ。トランクスペースも旅行バッグが収められる容量だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. 日産『セレナ』の走行中もテレビ視聴が可能に、ブリッツ「テレビジャンパー」にC28系が適合
  5. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 自動車メーカーの体験拠点、5タイプで整理…都心ショーケースから大型複合まで
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る