北海道新幹線の利用者数、在来線の約2.5倍…東北も3割増

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北海道新幹線は前年同時期の在来線特急・急行に比べ約2.5倍の利用があった。写真は開業日に約4000人が利用した新函館北斗駅。
北海道新幹線は前年同時期の在来線特急・急行に比べ約2.5倍の利用があった。写真は開業日に約4000人が利用した新函館北斗駅。 全 2 枚 拡大写真

3月26日に開業した北海道新幹線を運営するJR北海道は3月29日、開業後3日間(3月26~28日)の同線の利用状況を発表した。

新青森~新函館北斗間の『はやぶさ』『はやて』利用者数は、1日平均で約9900人。前年同時期の在来線特急『スーパー白鳥』『白鳥』や急行『はまなす』(中小国~木古内間で約4000人)に比べ、約2.5倍の利用があった。

開業日の3月26日は、前年同時期の約3.3倍となる約1万4200人が利用。翌27日は約2.1倍の約8700人、28日は2倍弱の約6800人が利用した。乗車率は3日間の合計が43%で、3月26日が61%、翌27日が37%、28日が31%だった。

各駅の利用実績(入場券を除いた自動改札利用の乗車人員)は、3月26日の新函館北斗駅が約4000人と最も多く、28日の奥津軽いまべつ駅が約100人と最も少なかった。1日平均では、奥津軽いまべつ駅と木古内駅が各約300人、新函館北斗駅が約3300人だった。

JR東日本も、北海道新幹線との直通運転を開始した東北新幹線の利用状況を発表した。盛岡~八戸間の利用者数は、北海道新幹線開業後3日間の1日平均が約2万400人で、前年同時期に比べ約1.3倍の利用があった。東北新幹線と北海道新幹線が接続する新青森駅は、入場券を除く自動改札利用の乗車人員が1日平均で約4500人だった。

1年前の2015年3月14日に延伸開業した北陸新幹線の場合、上越妙高~糸魚川間の開業3日間の利用者数は、1日平均で北海道新幹線のほぼ倍の約2万8000人。乗車率は北海道新幹線より40ポイント高い83%だった。

《草町義和》

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