「iPhone SEは懐かしいサイズ感」アップルストア発売初日レポート

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1階にはiPhoneとiPadなど端末が中心に並ぶ。B1がアクセサリーのフロア
1階にはiPhoneとiPadなど端末が中心に並ぶ。B1がアクセサリーのフロア 全 8 枚 拡大写真

 アップルは31日、4インチのスマートフォン「iPhone SE」、9.7インチの「iPad Pro」を発売した。東京地方は春らしい穏やかな快晴にも恵まれ、アップルストア(Apple Store)表参道にて開店前に列を作って待つ購入希望者の表情も心なしか穏やかに見えた。

 今回の新製品は、両方とも発売日の1週間前から予約受付がはじまり、早めに予約を入れれば発売当日には各家庭にデリバリーされるということもあってか、当日の購入希望者がストアの前に長大な列を作って混乱することもなかった。表参道のストアも通常の営業日の通り10時に開店。オープン直前にはおよそ30人ほどの購入希望者が並んでいた。

 ただ、筆者は開店から約1時間店舗のまわりで取材していたが、その間は絶えず店外に新しく行列ができていた。店内での購入・契約を済ませた方々が店を出た後、行列に並ぶ新しい購入希望者を招き入れるという形でスムーズな接客が行われていたのが印象的だった。

 10時の開店と同時に、ストアのスタッフが朝一番に来店した購入希望者を拍手とハイファイブでお出迎え。開店から約15分後、iPhone SEを買ったという第1号の購入者にインタビューすることができた。この方は18歳の大学生で、本日はiPhone SEのSIMフリーモデル/16GB・シルバーを購入。「アルバイト先の職場で使う端末として購入」したのだという。購入してすぐ、店舗の外でパッケージを開封。「なんだか懐かしい大きさですね」と満足げな笑顔でコメントしてくれた。

 また、64GB・シルバーのSIMフリー版iPhone SEを購入したという別の男性は、いままで使っていたiPhone 6をアップルストア表参道に持ち込んで下取りに出して、31,000円のギフトカードをゲット。差額でお得にiPhone SEに乗り換えることができたと語る。さらに詳しくうかがってみると、これまでの端末はソフトバンクで契約していたが、「これからはSIMカード単体で契約するスタイルに変えてみようかと考えて、端末もSIMロックがかかっていないものにした」のだという。iPhone 6からだとまた若干画面が小さくなってしまうが、「困ることはないでしょう」と決断に自信ありの様子。ケースなどのアクセサリは、今日これから地元に帰って近所のショップで選ぶとのこと。

 店内を見渡せば、本日発売のiPhone SEとiPad Pro 9.7インチを両方購入している方や、iPhone SEのキャリア契約をアップルストアで行い、ストアのスタッフにアクティベートまでサポートしてもらいながら購入している方の姿もみかけた。iPhone SEは4インチという片手持ち操作も無理なくできるサイズ感であることから、この時期に“初めてのスマホ”を購入する方には最適な端末として推す声も多い。アップルストアでは操作や設定方法をスタッフに教わりながら使い始められるので、iPhone初心者の方々が購入する場所としてはおすすめだ。

 アップルストアの取材を終えて、原宿駅前にあるソフトバンク表参道の開店後の様子ものぞいてみた。オープン前の整列入場も本日は行われていなかったが、同店ではどうやらほとんど予約販売で在庫を完売していたようだ。開店後にショップのスタッフに訊ねたところ、「iPhone SEはローズゴールドとゴールドの16GBが若干数残るだけ。iPad Pro 9.7インチは売り切れた」という。本日の仕事明けに購入を考えていた方は早めに在庫を確認して、確保できそうなら予約を入れてしまった方がよさそうだ。

「iPhone SEは懐かしいサイズ感」……アップルストア発売初日レポート

《山本 敦@RBB TODAY》

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