【スズキ イグニス 試乗】モノとしてのカッコよさやカワイさがある…太田哲也

試乗記 国産車
スズキ イグニス(撮影用車両につき、一部仕様が異なる場合あり)
スズキ イグニス(撮影用車両につき、一部仕様が異なる場合あり) 全 8 枚 拡大写真

世界的にSUVが人気、もともとはビッグサイズから始まったSUVも、どんどんダウンサイジングしてついにここまで来た。ありそうでなかったコンパクトなSUVの『イグニス』は、『スイフト』よりもサイズが小さい。

実際に運転してみると、意外としっとりした乗り心地で、操縦安定性もよかった。ボディ剛性がしっかりしていて、またサスペンションもきちんと煮詰められていた。モーター機能つき発電機を組み合わせた1.2リットル4気筒マイルドハイブリッドの加速力も活発だった。

全体的な印象としてカジュアルな雰囲気である。デザインとしては「カワイイ~」という感じのかわいさではない。むしろ「機能的なデザイン」なのであるが、その小ぶりなサイズと合わせてモノとしてのカッコよさやカワイさが生まれている。

インテリアもアクセントのカラーが選べるなどカスタムの提案もある。豊富なオプションが掲載されたカタログを見ていると、それだけで楽しくなる。あくまでも自動車評論家の気持ちで試乗に行ったわけだが、カタログを見てたら「俺だったらこれとこれを付けようかな~」とユーザー目線に切り替わっていた。買ったら楽しそう。

■5つ星評価
パッケージング ★★★★
インテリア居住性 ★★★★
パワーソース ★★★
フットワーク ★★★★★
おすすめ度 ★★★★

太田哲也|モータージャーナリスト・レーシングドライバー
1959年11月6日生まれ。自動車評論家、レーシングドライバー。4年連続でル・マン24時間レースにフェラーリで出場するなど日本一のフェラーリ遣いの異名を取ったプロフェッショナル・レーシングドライバー。現在は自動車評論家として多数の連載をもつほか、社会人レースクラブやドライビングレッスンの運営、若い世代に「チャレンンジする素晴らしさ」を伝えるNPO法人「KEEP ON RACING」の代表も務める。

《太田哲也》

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