トヨタ紡織、欧州事業を再編…業績悪化で子会社3社を売却

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ紡織(イメージ)
トヨタ紡織(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

トヨタ紡織は、欧州事業を再編すると発表した。

欧州の連結子会社である紡織オートモーティブヨーロッパ、紡織オートモーティブポーランド、紡織オートモーティブチェコの3社の全株式をメガテック・インダストリーズに売却するとともに、トヨタ紡織ヨーロッパのミュンヘン支店のうち、自動車シート事業を除く内装事業を売却する。

内装事業のうち、ドアトリム事業の一部は、メガテックと合弁会社を設立し、事業を継続する。

トヨタ紡織は、2016年度末までを「足元固め」の期間と位置づけ、収益構造改革を推進してきたものの、欧州事業の一部は、苦戦しており、事業再編による収益性向上策を検討してきた。今後の損失拡大を回避するため、3社の全株式とトヨタ紡織ヨーロッパのミュンヘン支店が展開する事業のうち、自動車シート事業を除く内装事業を売却する。

トヨタ紡織の独自開発生産技術である「天然繊維同時成形技術」を活用したドアトリム事業は、メガテックと合弁会社「メガテック紡織ヨーロッパ」を6月に設立し、両社の開発能力と既存の顧客との関係をベースに、事業拡大を図る。出資比率は折半出資となる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る