2016年のスーパー耐久開幕戦「ツインリンクもてぎ5時間耐久レース」の公式予選が2日、ツインリンクもてぎで行われ、ST-XクラスのNo.5Mach MAKERS GTNET GT-R(藤波清斗/星野一樹/白井剛/青木孝行組)が総合ポールポジションを獲得した。
今回は全6クラスで総勢62台のマシンが集結。公式予選はA・B・C・Dドライバーごとにタイムアタックの時間が設けられ、各車のA・Bドライバーの合算タイムで争われる。
FIA-GT3マシンで争われる最高峰のST-Xクラスは11台がエントリー。セッション途中に雨が降り始めるという難しいコンディションになったが、Aドライバーの予選では5号車の藤波が1分49秒642をマーク。ライバルに早くも1.2秒のリードを作ると、Bドライバーでタイムアタックを務めた星野が1分49秒183のコースレコードを記録。合算で3分38秒825となり2位以下に2.5秒もの大差をつけてポールポジションを獲得した。
2番手にはNo.32Clearwater Racing by Mooncraft Cars。今回国内レース初挑戦で注目が集まっているマクラーレン『650S』で出走。AドライバーのMok Weng Sunは1分52秒189と伸びなかったが、Bドライバー枠でアタックした加藤寛規が1分49秒186を記録。5号車の星野に0.003秒まで迫る走りをみせた。これで合計3分41秒375となり総合2番手を獲得。3番手には近藤真彦氏が率いるスリーボンド日産自動車大学校GT-Rが合計3分41秒388。僅差でフロントローを逃したが3番手を獲得。明日の決勝で逆転を狙う。
この他にも各クラスとも合計タイムでは0.1秒単位のバトルに。中でも激戦だったのがトヨタ『86』、ホンダ『S2000』などが参戦するST-4クラス。No.86 TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86とNo.41 TAKUMI×HERO’S SSR ing S2000の争いとなり、合計タイムではわずか0.060秒差という接戦。86号車がクラスポールポジションを勝ち取った。
その他ではST-1クラスはNo.777 D’Station Porsche 911、ST-2クラスはNo.59 DAMD MOTUL ED WRX STIがライバルを圧倒しクラスPP。ST-3クラスはNo.38 MUTA Racing TWS IS 350、ST-5クラスはNo.4 THE BRIDE FITがそれぞれポールポジションを獲得した。