自衛隊でも使われる海での遭難を探索するツールはGPS不要

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海難遭難者捜索用ツール「SEARCH-ME」の親機(右)と子機2台(左)。会場ではセットで展示されていた(撮影:防犯システム取材班)
海難遭難者捜索用ツール「SEARCH-ME」の親機(右)と子機2台(左)。会場ではセットで展示されていた(撮影:防犯システム取材班) 全 4 枚 拡大写真

 テレネットは、3日まで池袋サンシャインシティ 文化会館で開催されている「マリンダイビングフェア2016」にて、5月に発売を予定している海難遭難者捜索用ツール「SEARCH-ME」の参考展示を行った。

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 同ツールは、電波を発する子機を体に身につけておくことで、海などで遭難しかかった際に、救助者が親機を使って遭難者を捜索できるようにするというもの。既に発売されている山岳救助や見守りツールとして使われている「HITOCOCO」の技術をベースに海難捜索用に改修した製品となる。

 仕組みとしては、子機から電波を発し、親機がその電波を受信し、電波強度から方向や距離を導き出して、救助に繋げるというもの。

 これまでの海難救助といえば、船舶やヘリコプターを使い、目視での捜索がメインだったが、同ツールなら目視に加えて、電波も頼りにできるので、より短時間での発見を実現する。

 そもそも漂流事故などによる遭難者の捜索では、24時間以内の発見が生死を分かつ境界になるという。しかし、目視のみでの捜索だと、視界が極端に悪くなる夜間の捜索は難しく、実質的な捜索時間は日中に限られてしまうという課題があった。

 同ツールでは、見通し1~1.5kmの電波を拾うことができるため、仮に目視で見つけにくい夜間でも捜索の継続が可能だ。

 ちなみに体に身につけることになる、子機は水深40mにも対応する防水性能(5気圧防水)を有しているが、利用時は水面に子機を出す必要があるので、ダイバーなどが非常時に自分の位置を報せるために使うシグナルフロート(セーフティフロート)に子機を付けるという形となる。船上や機上で使うことになる親機に関しては生活防水に対応。

 今回はダイビング関連の展示会ということもあり、ダイバーの利用を前提にした展示となったが、津波や川の氾濫などが想定されている地域で防災用途での活用も想定されている。

 メーカー希望価格は、親機が19,800円、子機が29,800円で、利用に際して月額利用料を必要としない、買い切りモデルとなる。既に航空自衛隊 西部航空方面隊司令部での導入事例があるという。

海での利用に特化したGPSを使わない遭難者捜索ツール

《防犯システム取材班/小菅篤@RBB TODAY》

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