ドイツの有名サーキット、ニュルブルクリンク北コース。同サーキットの速度制限が、解除されたことが分かった。
これは3月29日、ニュルブルクリンクサーキットが明らかにしたもの。同社は、「4月2日をもって、ニュルブルクリンク北コースの速度制限を解除する」と発表している。
ニュルブルクリンク北コースでは2015年3月、耐久レースの「VLN」開催中、日産『GT-R』が観客席に飛び込む事故が発生。観客1名が死亡した。この事故を受けて、ニュルブルクリンクサーキットは、安全対策を強化。コース上の3か所の危険な場所に、速度制限が設けられた。
さらに、ニュルブルクリンクサーキットは、FIA(国際自動車連盟)に対して、安全性を高める改善案を提出。今回、サーキットの改修工事が終了したことから、速度制限を解除した。
ニュルブルクリンクサーキットのマンフレッド・ストラック氏は、「速度制限が過去のものになったのは、喜ばしい限り。今シーズンは事故のないことを願う」とコメントしている。