スマホで施錠・開錠「スマートロック」が生み出した新たなニーズ

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実際には予約した時間に部屋の前まで行ってドアをオープンする
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 スマートフォンにインストールしたアプリからカギの施錠・解錠ができるスマートロック。実は一般家庭以上に法人でのニーズが高まっている。なかでも「社内の限られたリソースは今、法人ニーズに向けている」と語るのが、「NinjaLock」を展開するライナフの代表取締役 滝沢潔氏だ。

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 「NinjaLock」は2015年5月より販売を開始したスマートロックで、Wi-Fi機能を搭載するなど、独自機能が充実しているのが特徴。また、多くのアタッチメントを用意しており、さまざまなサムターンに取り付けることができる。

 「NinjaLock」を展開するナイラフは三菱地所グループと提携。三菱地所レジデンスが展開する賃貸マンション「ザ・パークハビオ」にて「Ninja Lock」を利用した無人内覧システム「スマート内覧」を2月よりスタートした。

 通常、賃貸マンションの内覧では、その物件を持っている管理会社もしくは、地域で不動産の斡旋を行っている不動産会社から申し込み、カギを預かったり、不動産管理会社のスタッフ立ち会いの下に見学することになる。

「一般的な内覧の方法では不動産屋さんが開いている時間しか内覧できません。平日日中働いている社会人ではなかなかそのチャンスがありません」(滝沢氏)

 そこで導入されたのが「NinjaLock」だ。これなら不動産管理会社の営業時間外でも内覧することができるのだ。

■Webでの登録でマンションの内覧を予約

 そこで、最初に導入された「ザ・パークハビオ上野レジデンス」で実際にスマート内覧を試して見ることにした。

 まずは「スマート内覧」のWebサイトからユーザー登録などを行い、「ザ・パークハビオ上野レジデンス」の内覧したい部屋を選択。さらに内覧したい時間帯を選ぶ。

 あとはその時間に行けば、スマートフォンからの操作でカギを開けることができる。「ザ・パークハビオ上野レジデンス」は建物の一階のドアもオートロックとなっているが、スマートフォンからの操作で玄関ドアも簡単にオープンできる。あとはエレベーターで目的の部屋の前まで行き、スマートフォンを操作することで、ドアのロックが解除できた。

「スマート内覧」では室内に通信機能付きのタブレット端末を設置し、その端末とNinjaLockを接続することでスマートフォンからの解錠を実現しています」(滝沢氏)

 「スマート内覧」では1回45分、連続2回分を予約することができる。担当者などが同行しているときは、待たせることが気になるが、自分だけで行く「スマート内覧」なら、見たい場所を気が済むまでゆっくりと見ることができる。同行の担当者の目を気にせず、メジャーを持って行ってサイズを計るといったこともできるのだ。

 その場で質問などができない代わりにさまざまな情報を記した資料が置かれているほか、壁や窓などにQRコードが貼られており、それらをスマートフォンで撮影することで、時間帯ごとに異なる窓から見える風景がチェックできたり、同じレイアウトの別のフロアの部屋からの眺望などが確認できる。

 室内のチェックが終わったら、あとは電気を消して退出するだけ。さらに詳しく説明を聞きたい場合は案内付きでの内覧を予約することもできる。

 「スマート内覧」はWebベースのシステムとなっているので、スマートフォンにアプリを入れることなく、予約した部屋の施錠・解錠が可能。さらに、スマートフォンだけでなくフィーチャーフォン(ガラケー)でも利用できるなど利便性が高い。

■スマート内覧で賃貸物件の借り方が変わる

 三菱地所レジデンスの「ザ・パークハビオ」シリーズは2018年までに年間10棟を建設予定で5000戸以上を供給する予定だという。新築の完成直後は、スタッフが常駐する形での物件説明を行うが、残り数戸となったとき、スタッフが貼り付くのは効率が悪い。こういったときに「スマート内覧」が有効となる。

「賃貸契約では最終的には対面は必須です。しかし、その前の段階まではスマート化できます。管理会社も人を減らせるし、内覧したい方も好きな時間に物件が見られます」(滝沢氏)

 三菱地所レジデンスの「ザパークハビオ」シリーズは5月以降随時スマート内覧できる物件が増える予定。また、既存の管理物件でも空きが発生した時に「スマート内覧」を導入する可能性は高い。スマートロックにより、マンションの探し方、そして内覧の仕方が変わり始めているのだ。

無人で空き物件をチェックできる「スマート内覧」を体験!【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.5】

《コヤマタカヒロ@RBB TODAY》

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