パナソニック、光拡散性PP樹脂成形材料を開発…車室LED照明などの長期使用や高輝度化に貢献

自動車 ビジネス 国内マーケット
パナソニック フルブライトPP
パナソニック フルブライトPP 全 1 枚 拡大写真

パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、LED照明の長期使用、軽量化や高輝度化に貢献する光拡散性ポリプロピレン(PP)樹脂成形材料「フルブライトPP」を開発、2016年4月より量産を開始すると発表した。

フルブライトPPは、業界初の射出延伸ブロー成形対応で、これまでの光拡散性PP樹脂成形材料では困難とされていた複雑な形状加工が可能となり、設計の自由度が向上。高い意匠性や複雑な加工や耐久性が求められる、自動車の車室照明や屋外看板、店舗照明、水周り照明、デジタルサイネージなどへの活用が期待される。

LED照明の光源周辺には、一般的に輝度の均一化を保つために拡散板を設置するが、現在素材としてポリカーボネートやアクリル系樹脂が多く使用されている。しかし、LED光源の設置環境が多様化する中、拡散板の素材にはさらなる耐光性、耐水・耐湿性、耐薬品性、高温での色調維持や強度に加え、軽量化も求められている。新製品は、優れた耐光性、耐久性を実現するとともに、PP樹脂成形材料の低比重の特性を生かしLED照明の長期使用や軽量化に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る