150km/h超での追突、重傷当て逃げで男を逮捕

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3月上旬、東京都豊島区内の都道で発生した重傷ひき逃げ(当て逃げ)事件について、警視庁は7日、車両を現場に放置したまま逃走していたとして、中国籍を持つ38歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。容疑への関与を大筋で認めているという。

警視庁・池袋署によると、問題の事故は2016年3月4日の午後11時50分ごろ発生している。豊島区上池袋3丁目付近の都道(片側2車線の直線区間)で、信号待ちをしていたタクシーと乗用車に対し、後方から高速度で進行してきた別の乗用車が追突。タクシーの後部座席に客として同乗していた40歳代とみられる男性が頭部強打で意識不明の重体となり、タクシーと被追突側乗用車の運転者が打撲などの軽傷を負った。

追突側のクルマに乗っていた男2人は車両を放置して逃走したが、特徴のよく似たクルマが事故直前に付近で実施されていた飲酒検問を突破していたことも判明した。また、付近に設置された防犯カメラ映像を分析したところ、事故直前には150km/h超まで加速していたこともわかった。

警察では目撃証言や車内の遺留物から運転者を特定し、中国籍を持つ38歳の男が運転していたものと判断。7日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「酒を飲んだ後に事故を起こした。怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。警察では飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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