【トヨタ パッソ/ダイハツ ブーン 新型】ダイハツ開発責任者「軽を基点にしたスモールカー」

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トヨタ パッソ 新型
トヨタ パッソ 新型 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車とダイハツ工業は4月12日、コンパクトカーの『パッソ』と『ブーン』を約6年ぶりに全面改良して発売した。従来は共同開発だったが、今回はダイハツが開発から生産まで主体的に担当し、トヨタにOEM(相手先ブランド生産)供給する方式とした。

それぞれフロント部の外観デザインを2種類にし、上級グレードを新設定した。ガソリンエンジンの登録車(マイルド式などのハイブリッド車除く)で最高となる28.0km/リットルの燃費性能や、約115万円(消費税込み)から約185万円に設定した競争力ある価格など、ダイハツの軽自動車の開発ノウハウを随所に導入した。

開発責任者であるダイハツ製品企画部の正木淳生・エグゼクティブチーフエンジニアは、「軽を基点としたスモールカーづくりの第1歩」に踏み出したと強調する。同社で「イーステクノロジー」と呼んでいる軽自動車で培った低燃費や高剛性ボディなどの先進技術を応用しながら、商品企画でも軽のように「ニーズを徹底して吸い上げる生活密着型のアプローチを行った」(正木氏)という。

ニーズの吸い上げでは、主に室内空間や静粛性など基本性能面での不満解消に努めた。室内は前後の乗員間距離を従来比で75mm拡げ、排気量1リットルクラスでトップにするなどとした。また、燃費につながる軽量化では、バックドアやフロントフェンダーを樹脂にするといった軽で実施済みの技術を採用した。月間販売計画はパッソが5000台、ブーンが1000台。

《池原照雄》

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