サイバー攻撃対策万全、筑波大の新キャンパス情報ネットワーク

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 ネットワンシステムズは、筑波大学に高度なセキュリティを備えた大規模なキャンパス情報ネットワークを構築したと発表した。2015年10月より稼働しており、筑波大学の全学生・教職員約15,000名が利用している。

 筑波大学では2007年よりギガビットイーサネットによる高速・大容量なキャンパス情報ネットワークを導入していたが、ネットワーク速度の向上や、近年増加しているサイバー攻撃へのセキュリティ対策が必要となっていた。また、これまでは部局ごとにネットワーク管理者を立てて個別管理を行っていたが、管理担当者の退官が多く発生し、可用性向上やセキュリティ強化のために学術情報メディアセンターで集中管理することになったという。

 新たに構築したキャンパス情報ネットワークでは、外部境界と内部にファイアウォールを2段階で設置し、多層的な防御を実現した。また、外部との全通信、内部の主要通信を経由する場所に用いたファイアウォールには広帯域な最上位シリーズを導入したことにより、IDS/IPS、サンドボックス、アンチウイルス、アンチスパイウェア、URLフィルタリング、利用するアプリケーションとユーザーを識別した通信制御を実現した。

 また、運用面でのセキュリティ強化を図るためには、これまでの部局単位での管理体制から学術情報メディアセンターでの集中管理体制へと学内体制も変更している。

 今回のキャンパス情報ネットワーク更新について、筑波大学の学術情報メディアセンターの佐藤聡氏は、「各種サイバー攻撃からのセキュリティ対策を大幅に強化することができました。また、運用管理体型を集中化するにあたり、学術情報メディアセンターの限られた人員でも運用可能なセキュリティゾーン分けを実現でき、より一層の安定性向上と満足度向上に繋がると考えています」とコメントしている。

筑波大、セキュリティ強化の大規模キャンパス情報ネットワーク構築

《外岡紘代》

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