観光バスの信号看過で22人負傷の事故、運転者を書類送検

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昨年6月、奈良県奈良市内の国道24号で発生し、22人が負傷した観光バスと乗用車接触事故について、奈良県警は8日、双方の運転者を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検した。バス側の赤信号看過を事故の主因としている。

奈良県警・奈良署によると、問題の事故は2015年6月4日の午後3時50分ごろ発生している。奈良市法華寺付近の国道24号(片側2車線の直線区間)で、交差点をUターンしようとしていた乗用車と、対向車線を直進してきた大型観光バスが衝突。バスは衝突を回避しようと急ハンドルを切った弾みで路外へ逸脱し、道路左側の信号柱に突っ込む状態で停止した。

この事故でバスの乗客乗員22人が負傷。警察は双方の運転者から事情を聞いていたが、バスに搭載されていたドライブレコーダーを分析したところ、バスが赤信号を看過して交差点に進入していたことが判明。バスの運転手も脇見運転による信号の看過を大筋で認めていた。

このため警察は、バスを運転していた新潟県田上町内に在住する56歳の男を過失傷害容疑で書類送検するとともに、乗用車を運転していた兵庫県西宮市内に在住する29歳の男もUターン時の安全確認に怠りがあったとして、同容疑で書類送検している。

《石田真一》

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