安川電機、車載用電気駆動システムの合弁会社を中国に設立

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安川電機は、中国・奇瑞汽車の子会社である奇瑞新能源および蕪湖市と、車載用電気駆動システム関連事業で提携すると発表した。

中国では環境対応の観点から政策的に電気自動車(EV)の普及が進められており、同社の車載用電気駆動システム事業を成長させるために欠かせない重要市場となっている。こうした背景の中、EV関連事業における海外からの企業誘致を推進していた安徽省蕪湖市政府ならびに、EV車の拡販を狙い自社のEV車に搭載する電気駆動システムの最適な調達先を検討していた奇瑞新能源、そして中国での本格的事業参入を模索していた安川電機の思いが合致。三者で協議・検討を重ねた結果、中国市場向けの車載用電気駆動システム事業に関して提携することとなった。

今回の提携では、中国安徽省蕪湖市において、車載用電気駆動システム製品を開発・設計・製造・販売する合弁会社「奇瑞安川電駆動系統(予定)」を資本金1億人民元(約16億7000万円)で6月に設立。モータ、インバータの技術・製品・製造に強みを持つ安川電機と、EV車を製造・販売する奇瑞新能源が、蕪湖市政府のサポートのもと、それぞれの強みを生かし、奇瑞新能源で使用する電気駆動システムに限らず、中国市場の顧客ニーズに最適な電気駆動システムを提供していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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