日産自動車の米国法人、北米日産は4月上旬、3月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、月販新記録となる16万3559台。前年同月比は12.7%増と、7か月連続で前年実績を上回った。
日産ブランドは月販新記録の14万9784台で、前年同月比は13%増と、7か月連続で増加。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が、3万4856台。前年同月比は8.9%増と、6か月ぶりのプラスとなった。『セントラ』は2万6201台を販売。前年同月比は23.1%増と、7か月連続で増加した。『ヴァーサ』は1万6244台で、前年同月比は11.7%増と、2か月連続で増加。2015年6月に新型を投入した『マキシマ』は、前年実績のおよそ2.4倍の6588台と、6か月連続のプラス。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、2013年12月にモデルチェンジした小型SUVの『ローグ』(『エクストレイル』の兄弟車)が、月販新記録の2万7713台を販売。前年同月比は1.1%増と、20か月連続で増加した。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は、15%増の8198台と、3か月連続で増加。新型を投入した『ムラーノ』は、56.1%増の8657台と好調が続く。
インフィニティブランドは、前年同月比10%増の1万3775台と、3か月ぶりに増加。主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)は5590台を売り上げ、前年同月比は43.3%増と、3か月ぶりのプラス。SUVの『QX60』も、前年同月比20.4%増の3905台と、3か月ぶりに増加した。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、改良新型モデル投入の効果で、前年実績のおよそ7倍の1512台と大幅増。
日産自動車の2015年米国新車販売は、前年比7.1%増の148万4918台と新記録。2016年第1四半期(1-3月)は、前年同期比8.9%増の40万0204台を売り上げている。