【ジャカルタモーターショー16】入場者数と車両売上額、目標大幅超え…最終日を前に

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IIMS2016で一番人気はトヨタ「シエンタ」だった
IIMS2016で一番人気はトヨタ「シエンタ」だった 全 8 枚 拡大写真

昨年は2つのモーターショーが同時開催するという異例の事態となったインドネシアだが、今年は「インドネシア国際モーターショー(IIMS)」が会期をずらし、4月7日から開催。その結果、来場者数、車両売上額ともに目標を大幅に上回る実績を残す見通しとなった。

主催者が最終日の17日に発表したところによると、前日の時点で、入場者数は38万8000人、車両売上額は2兆1000億ルピア(約176億円)となった模様だという。最終的な実績は集計中とのことだが、これにより目標であった入場者数38万人、車両売上額2兆ルピアを大きく上回る実績を残すことは確実だ。

インドネシアでは元々新車を何らかのイベント期間中に購入することが多い。モーターショーはその“大規模な新車商談会”的な色彩が強く、そのため、2つのモーターショーが時期をずらして開催すれば需要の盛り上がりはさらに増すのではないかと期待する声は大きかった。IIMSの結果はその目論見を見事的中させたわけだ。

実は今回、IIMS2016がスタートした時、どこまで実績を伸ばせるかを不安視する声は少なからずあった。ジャカルタでメインとなるモーターショーはインドネシア自動車工業会(ガイキンド)が主催する「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)」であるとの認識はメーカー間で一致しており、その証拠に出展したメーカーにしてもトヨタとホンダが話題を呼ぶ新型車を披露した程度で、スズキは2輪4輪共に出展せず、マツダも販売会社が小さく出展するだけだったからだ。

昨年は結果としてIIMSが実績を落としてしまったが、時期をずらして開催したことで、4月にもう一つの販売のヤマが出来上がったことになる。GIIASは今年8月11日から。この2つのモーターショーが販売の両輪としてうまく回転し、それが新車の需要喚起につながっていくことを期待する声は大きい。

《会田肇》

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