【トライアル世界選手権 日本GP】ホンダ勢、ファンを前に「ベスト尽くす」

モーターサイクル エンタメ・イベント
トライアル世界選手権日本GPを前にホンダのライダーが集結
トライアル世界選手権日本GPを前にホンダのライダーが集結 全 9 枚 拡大写真

2016年のFIMトライアル世界選手権の日本グランプリを数日後に控えた20日、東京港区にあるホンダウェルカムプラザ青山でホンダ陣営がファンミーティングを開催。集まったファンに向けて選手たちが週末への意気込みを語った。

今年もホンダは、Repsol Honda Teamとしてトニー・ボウ、藤波貴久、ハイメ・ブストの3台体制で参戦。この日は、この3人に加えて全日本トライアル選手権3連覇中で今週末の日本ラウンドにスポット参戦する小川友幸も登場。平日の昼間にもかかわらず、会場には多くのトライアルファンが集まり、ドライバーに声援を送った。

一番の注目はトライアル世界選手権で日本人として唯一チャンピオン経験を持つ藤波。今週末の日本グランプリのDay2で世界選手権通算300戦目を迎える。「今年はまだ優勝という最高の成績を出すことができていません。今週末で300戦を迎えますが、それに恥じない走り、そして皆さんに感動を与えられるような走りをしたいと思います」と力強く語った。

またチームのエースであり、絶対王者と言われているボウ。昨年は前人未到の9連覇を達成し、また1月~3月に行われたインドアシリーズ「Xトライアル」では10連覇を達成、ホンダのホームである日本にやってきた。ただシーズン前に右肩を怪我してしまい、本調子ではないとのこと。それでも、「開幕戦の少し前に怪我をしてしまい、今回の日本ラウンドも決してベストな状態ではないまま臨むことになる。だけど日本はホンダのお膝元で特別な場所。力いっぱい素晴らしい走りをしたいと思う」と、ファンにベストを尽くすことを誓った。

そして、ブストは昨年17歳という若さでデビューを果たしたが積極的な走りでランキング6位を獲得。「昨年の6位は自分としても満足している。今年はフルシーズンでしっかり準備をしてきたから、もっと良い成果を残せるのではないかと思う。開幕戦でも思っていた以上に良い結果を残せたので、このリズムに乗って今年は頑張っていきたいし、今週末もベストを尽くしたい」と語っていた。

さらに全日本では3連覇を成し遂げ2016年シーズンも開幕2連勝と絶好調の小川は「今年はマシンも走りもメンタルも全て整っているので、結果につながっていると思います。日本と世界だとルールも違うので、対応させていくのは難しいですが、日本のレベルの高さを見せられる唯一の機会ですので、しっかり結果につなげたいと思います」

この日はトークショーの他に、会場に集まったファンからの質問コーナーや握手会なども行われ、わずかな時間ではあったがライダーたちもファンとの交流を楽しんだ。

FIMトライアル世界選手権第2戦・日本グランプリは、ツインリンクもてぎで4月23・24日に開催。チケットは前売りで4200円。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る