【駅と空港の設備機器展】サインやモバイルプリンタ…東京五輪見据え、多言語対応いろいろ
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テラモトは、航空会社・空港・鉄道・駅管理会社向け軽量樹脂サインの参考例を出品。WEB上での発注や、デザインの自由度などで、「インバウンドを意識した4か国表記もきれいに仕上げられるようになった」と話す。道路上にあるパイロンも、いずれはこうしたポロプロピレンや塩化ビニールの軽量素材に変わるという。
「北陸新幹線のサインにこのサインが採用されたが、空港からも問い合わせがある。訪日外国人が増えてきたいま、倒れてきた看板でケガをさせないためにも、軽量樹脂で多言語対応のサインが求められる」(同社)。
サトーは、訪日外国人観光客に向けて、運行状況や乗り換え案内を音声認識と多言語プリンターで伝える「音声認識多言語アナウンスシステム」を参考出品。
外国人に遅延や運転見合わせなどの情報を伝えるさい、胸元のマイクに日本語で伝えたいメッセージを話すと、腰につけたスピーカーやスマホ・タブレットに英語に訳されて発信される。さらに、手元にあるモバイルプリンターに、その内容が英文で表記されてレシートサイズで印刷されるという具合だ。
「音声認識エンジンはアドバンスト・メディア社製のもの。音声、画面、紙、といろいろな手段で列車や便の現状を伝えられる。英語のほか、中国語、韓国語など、20以上の言語に対応する」(同社)。
《レスポンス編集部》