ホンダの航空エンジン事業子会社、ホンダ エアロ インクは4月16日、米国ノースカロライナ州バーリントン工場において、拡張工事の起工式を開催した。
この拡張工事には、2100万ドル(約23億円)を投資。2017年前半の完成を予定する。拡張設備の延べ床面積は、5万平方フィートに達する。
ホンダ エアロ インクは2014年11月、米国ノースカロライナ州バーリントン工場から、小型ジェットエンジン「HF120」の出荷を開始。HF120は、ホンダとゼネラル・エレクトリック社(GE)が共同で開発した小型ジェットエンジン。2013年12月に、両社の合弁会社であるGEホンダ エアロ エンジンズが、米国連邦航空局から型式認定を取得した。
当初、エンジン生産は、米国マサチューセッツ州リンのGE工場で行われてきた。2014年末までに、ホンダ エアロ インクに全て移管されている。
ホンダ エアロ インクは、「今回の拡張工事により、ターボファンエンジンのHF120生産のフレキシビリティを向上させ、生産能力を拡大していく」とコメントしている。