4月30日~5月1日に開催されるF1第4戦ロシアGPで、各ドライバーが使用するドライタイヤの一覧がピレリから発表された。
今回もミディアム、ソフト、スーパーソフトの3種類のうち、各1セットずつは統一して全車に共通で供給。残る10セットは自由に選べるようになっている。
舞台となるソチ・オートドロームは2014年のソチ五輪の会場跡地に作られたサーキットで、今年で3回目の開催。これまでの2種類制だった時はソフト・スーパーソフトという組み合わせでタイヤ供給が行われていたこともあってか、上位陣の大半はスーパーソフトを多く持ち込む戦略をとっている。
特に顕著なのがレッドブル勢。13セット中10セットをスーパーソフトにし、残りはソフト2セット、ミディアム1セットというアグレシッブな組み合わせに。新規チームで開幕2戦連続ポイント獲得を果たしたハースのロマン・グロージャン、エステバン・グティエレスも同じ組み合わせで臨んできた。
コンストラクターズ(チーム)ランキングでトップを争う2チームも戦略が分かれている。ミディアムを1セットのみにしているのは同じだが、メルセデスはソフト4セット、スーパーソフト8セット。対するフェラーリは両コンパウンドとも6セットずつという組み合わせ。これが、予選、決勝に向けてどのようにタイヤを残していくかによってレース展開にも影響がでてきそうだ。
注目のF1第4戦ロシアGPは5月1日に決勝レースが行われる。
2016F1ロシアGP選択タイヤ一覧
※ ミディアム=M、ソフト=S、スーパーソフト=SS
ルイス・ハミルトン(メルセデス)M1、S4、SS8
ニコ・ロズベルグ(メルセデス)M1、S4、SS8
セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)M1、S6、SS6
キミ・ライコネン(フェラーリ)M1、S6、SS6
バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)M1、S3、SS9
フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)M1、S3、SS9
ダニエル・リチャルド(レッドブル)M1、S2、SS10
ダニール・クビアト(レッドブル)M1、S2、SS10
ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)M1、S4、SS8
セルジオ・ペレス(フォース・インディア)M1、S4、SS8
ケビン・マグヌッセン(ルノー)M1、S5、SS7
ジュリオン・パーマー(ルノー)M1、S5、SS7
マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)M1、S4、SS8
カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)M1、S4、SS8
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)M1、S5、SS7
ジェンソン・バトン(マクラーレン)M1、S5、SS7
マーカス・エリクソン(ザウバー)M1、S5、SS7
フェリペ・ナスル(ザウバー)M1、S5、SS7
パスカル・ウェーレイン(マノー)M2、S5、SS6
リオ・ハリアント(マノー)M2、S5、SS6
ロマン・グロージャン(ハース)M1、S2、SS10
エステバン・グティエレス(ハース)M1、S2、SS10