4月23・24日に鈴鹿サーキットで開催される「NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」。国内最高峰の4輪レース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に合わせ開催される、2輪の国内最高峰レース「全日本ロードレース選手権JSB1000」の開幕戦にも注目だ。
鈴鹿8耐と同じバイク、同じサーキットで開催される公式戦とあって、通常のシリーズ開幕戦ではあるものの、以前から鈴鹿2&4レースでの1戦は「鈴鹿8耐の前哨戦」というイメージが強かった。今年はその特長をさらに色濃くし「鈴鹿8耐トライアウトレース」という正式な位置付けとなった。
というのも、鈴鹿8耐は年々参戦台数が増加し、昨年は85台がエントリー。予選では急きょ2グループに分けて予選を行うほどの規模となった。しかし今年からFIM世界耐久選手権(EWC)のレギュレーションが変更となり、鈴鹿8耐のエントリーは70台までに制限。この台数に絞り込んでいくため、開幕戦の鈴鹿と、5月8日に開催される鈴鹿サンデーロードレースJSB1000がトライアウトレースと位置付けられることになったのだ。
このため、レース距離も昨年より15周長い35周となり、その距離は200km。スプリントではなくセミ耐久レースという形になっており、昨年とは違った戦略で戦うことになる。上位陣は昨年の成績からすでに鈴鹿8耐への出場権を獲得しているが、それ以外のチームにとっては、鈴鹿8耐への第一歩がここ鈴鹿2&4レースとなる。それだけに、いつも以上に見逃せないJSB1000開幕戦となりそうだ。
注目のNGKスパークプラグ鈴鹿2&4レースのJSB1000開幕戦は4月23日に公式予選、24日に決勝レースが行われる。