JR九州、鹿児島本線が1週間ぶり全線復旧…熊本~八代間で運転再開

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鹿児島本線は4月21日13時に熊本~八代間の運転を再開。同線は全ての区間で運転を再開した。
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JR九州は4月21日、熊本地震の影響で運転を見合わせている区間のうち、鹿児島本線熊本~八代間の運転を13時に再開した。ただし一部の区間で徐行しており、本数を減らしての運転となっている。

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同区間の再開により、鹿児島本線は門司港~八代間と川内~鹿児島間の全線で運転を再開。鹿児島本線から経営分離された八代~川内間の肥薩おれんじ鉄道線や、九州新幹線の新水俣~鹿児島中央間も既に運転を再開している。この結果、福岡県から熊本県を経て鹿児島県に至る鉄道ルートは、とりあえず在来線によって確保された格好となった。

4月21日18時までにまとめた、熊本地震の影響による運休区間は以下の通り。総延長は400kmを割って393.0km(営業距離ベース)まで減少した。ただし、運転を再開している区間の一部では徐行運転を実施しており、列車の遅れも発生している。

●JR線
JR九州 九州新幹線 博多~新水俣 194.1km
JR九州 豊肥本線 肥後大津~豊後竹田 65.4km
JR九州 肥薩線 八代~吉松 86.8km
JR九州 三角線 宇土~三角(※全線) 25.6km

●私鉄・公営・第三セクター
熊本電気鉄道 菊池線 上熊本~北熊本 3.4km
南阿蘇鉄道 高森線 立野~高森(※全線) 17.7km

《草町義和》

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