【北京モーターショー16】トヨタ、2018年に新型 カローラ と レビン のPHVを販売へ

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好調な売れ行きを示す新型「カローラ」「レビン」に2018年PHVを投入すると発表
好調な売れ行きを示す新型「カローラ」「レビン」に2018年PHVを投入すると発表 全 6 枚 拡大写真

25日開催の「北京モーターショー16」を前にトヨタは、24日、北京市郊外にあるイベントホール「751D・PARK」で、中国市場で展開する様々な技術の紹介と、今後の車種構成について報道陣に説明した。

発表されたのは、新型『カローラ』『レビン』の両車に、2018年、プラグインハイブリッド車(PHV)を投入だ。新型カローラ、レビンは2015年より販売を開始し、以来、累計4万台を販売して生産が受注に追いつかない状態が続いている。トヨタはその人気車種に現地開発を行っているハイブリッド技術を搭載したPHV技術を導入する。

大気汚染が深刻な中国ではエコカーへの関心が着実に高まっており、その機運の中、トヨタもPHVの販売増によってこれに応える。トヨタはこれまでハイブリッド車(HV)を中国市場向けに投入してきたが、HVはエコカーとして恩恵を受けることができていなかった。PHVならその恩恵を受けることができ、量販車に搭載することで環境に優しい社会の形成に貢献できるというわけだ。

PHVは政府補助金の対象となるとみられ、18年ごろには自動車メーカー各社が新規投入してくると予想されている。大西弘致専務は「コスト面を含めてトヨタが苦戦するのは予想されるが、(PHVを投入するのは)それだけトヨタが中国市場に対して意気込みが強いということだ」と述べた。

トヨタは燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)も展開する中、PHVは“次世代環境車の柱”と位置づける。しかし、中国政府が関心を持っているのはEVだ。そこで、トヨタはPHVの電池容量を拡大してモーターだけで走行できる距離を延長させ、中国政府が掲げるエコカー基準を達成する考えだ。

《会田肇》

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