【テクノフロンティア16】ゴミ箱が犯罪者を発見!? 旭光通信の防犯機能付ダストボックス

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
旭光通信システムの防犯機能付ダストボックス
旭光通信システムの防犯機能付ダストボックス 全 1 枚 拡大写真

鉄道などの通信システムや設備を提案している旭光通信システム(本社・神奈川県川崎市)は「テクノフロンティア2016」に画期的なゴミ箱を披露した。それは、ゴミを捨てに来た人物を認識し、その中身も識別、おまけにそれを動かす電力はその人からもらう、というもの。

「ダストボックスにカメラや録画装置、センサーなどの機能を付与したものなんです。そして、ダストボックスの前には圧電マットが敷いてあり、その電力を利用してカメラなどの装置を動かす仕組みになっています。そのため、どこにでも設置することが可能になります」と同社関係者は説明する。

使われているソフトはロシア製で、2014年のソチオリンピックの際に入場ゲートで活躍したいう。なんでも、悪いことをする人間は顔に緊張が走るそうで、その度合いを測れるとか。2018年のワールドカップロシア大会でも、またゲートで使用される予定になっているとのことだ。

文字通り、犯罪の未然防止や犯罪者の発見に役立てようというシステムだが、旭光通信はそれをゴミ箱に応用したわけだ。ただ、日本ではまだ採用されていないそうだ。

「今回の展示会で試験的に出してみたんです。いろいろな組み合わせが考えられるので、これから鉄道会社などと協力しながら製品化していきたいと考えています」と同社関係者。そのターゲットは言うまでもなく2020年の東京オリンピックだ。そのときには、このゴミ箱が至るところで目を光らせることになっているかもしれない。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る