【北京モーターショー16】マツダ CX-4 登場! KOERUデザイン受け継ぎ、実用性も兼ね備えたSUV

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多くのフラッシュを浴びて登場したCX-4
多くのフラッシュを浴びて登場したCX-4 全 14 枚 拡大写真

マツダ『CX-4』が北京モーターショー16でついに世界初公開された。SUV市場で盛り上がる中国市場へいち早く導入することで、新たな需要喚起を狙う。CX-4は2016年6月より中国で生産し販売を開始。その後グローバル展開されるものとみられる。

発表されたCX-4はすべて量産試作モデルで、モックアップではない。この内容でそのまま市場で出てくる予定だ。ステージの上に1台。フロアには2台の計3台のCX-4が置かれ、どのCX-4もすべて自由に取材できる状態となっていた。それだけに発表直後は少しでも早くリアル情報を流そうと大勢の報道陣でごった返した。

CX-4で予想を覆したのは全長だ。上位モデルの『CX-5』よりも長いのだ。昨年、東京モーターショー16において『KOERU』が出展されたとき、チーフデザイナーの小泉巌氏は「大きさからしてCX-5の後継か」との質問に、「CX-5に縛られることなく自由にデザインした」と回答。それがこのCX-4の伸びやかなデザインにつながったものとみられる。

そのサイズは全長4633×全幅1840×全高1535mm(SKYACTIVE-G2.5搭載車)となった。目の前で見ると結構な大きめのSUVという印象を受ける。それもそのはず、全長はCX-5の4540mmよりも10cm近く長い。それでいて全高をCX-3よりも低くしているから余計に大きく見えるのだ。

またバックドアを開けると、カーゴルームは明らかにCX-5よりも余裕があるように見える。10cm近く長くなったことがその余裕を生み出すのに貢献したのは間違いない。しかも凹凸のないフラットさで使いやすさも上々だ。一方、全高は立体パーキングにも入る1550mm以下としたのは日本市場導入でも優位につながるだろう。

このサイズだとSUVとして室内は狭く感じるのではないかとも思いがち。外観を見ている限りではそうも思ったが運転席に座れば実際はそうではなかった。ホワイトレザーの本革パワーシート(オプションと思われる)が広々感を演出していた可能性もあるが、運転席に座ったときのヘッドクリアランスにも余裕があり、むしろ左右の広さが開放感を生み出していたのだ。

パワートレインは、2.0リットルの直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」と、同2.5リットルの「SKYACTIV-G 2.5」をラインナップした。日本市場投入時は2.2リットルディーゼルエンジンが予想される。組み合わされるトランスミッションは6速ATで、2.0L車のみ6速MTが選択できる。燃費はSKYACTIV-G 2.0搭載モデルと6速MTの組み合わせで6.4L/100km、同6速ATの組み合わせで6.3L/100km、SKYACTIV-G 2.5搭載モデルは7.2L/100kmとなっている。

《会田肇》

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